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保育士と幼稚園教諭の違いとは?


保育士と幼稚園教諭の違いとは?

保育関係の仕事に就く場合、保育士や幼稚園教諭といった職種を目指す方が多いです。
保育士や幼稚園教諭はともに子どもの成長に携わる仕事ということで、多くの職場で需要を持つ職種となっています。
しかし、保育士と幼稚園教諭は、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
こちらでは保育士と幼稚園教諭の違いについて、それぞれの特徴から確認していきます。

保育士とは?

保育士とは、保育園などの児童福祉施設で乳幼児の保育を担当する仕事です。
厚生労働省が管轄していて、主に0歳から小学校就学前くらいまでの子どもを預かります。
1日の保育時間は基本11時間以上となり、保育士はその中でシフトを組み合わせて働くのが通常です。
基本的な生活習慣などをサポートし、子どもが健やかな生活を送れるように支えるのが仕事になるでしょう。

保育士になるには?

保育士になるには、国家資格である「保育士資格」の取得が求められます。
保育士資格を取得するには条件があり、基本的にまずは大学や専門学校を卒業して受験資格を得なければなりません。
高校や中学卒業から保育士の資格試験を受ける場合には、2年〜5年の実務経験が必要です。

一方で、厚生労働省の指定する養成学校を卒業した場合、試験を受けずに保育士資格を取得できます。
厚生労働省の指定する養成学校には大学や専門学校などの種類があり、最短なら2年の修学で保育士の資格を取得可能です。
受験をせずに就職活動に専念できるので、保育士になるのなら養成学校への進学がおすすめされます。

幼稚園教諭とは?

幼稚園教諭とは、幼稚園で子どもたちの教育を担当する仕事です。
管轄は文部科学省となり、3歳から小学校就学前くらいの子どもの教育的な指導に携わります。
子どもの小学校入学に向けて、さまざまな備えをサポートするのが幼稚園教諭の役割になるでしょう。
幼稚園教諭の保育仕事は原則的に4時間以上となり、多くが9時から14時までを預かり時間としています。
一方で、14時以降も延長保育を行い、状況に応じて専門職員が対応することもあるのが特徴です。
子どもを預かるだけでなく、幼稚園教育要領に則って教育を行なっていくのが、幼稚園教諭の仕事となっています。

幼稚園教諭になるには?

幼稚園教諭になるには、「幼稚園教諭免許状」の取得が必要です。
幼稚園教諭養成課程を設けている大学、短大、専門学校などで必要科目を履修し、卒業することで取得できます。
取得後は公立幼稚園への就職には都道府県の教員採用試験を受け、国立・私立幼稚園の場合にはそれぞれの職場の採用試験での合格を目指します。

幼稚園教諭免許状は、2009年4月より免許の更新が必要となりました。
免許状の有効期間満了日か修了確認期限の2年2か月前〜2か月前までの2年間で、30時間以上の免許状更新講習の受講と修了を済ませる必要があります。
新しく取得した免許状の有効期限は、10年間となっています。

幼稚園教諭一種免許状と幼稚園教諭二種免許状の違いについて

幼稚園教諭免許状には、「幼稚園教諭一種免許状」や「幼稚園教諭二種免許状」といった種類があります。
幼稚園教諭一種免許状は幼稚園教諭を養成する4年制大学を卒業することで取得できますが、幼稚園教諭二種免許状は専門学校や短大、通信課程などを卒業することでも取得可能です。
それぞれの資格によって、業務内容などが変化することはありません。

幼保特例制度について

「幼保特例制度」とは、保育士資格か幼稚園教諭免許状のいずれかを持つ場合、その実績を評価してもう一方の資格取得に必要な単位数等を軽減する制度です。
近年の「認定こども園」の広まりに伴って、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方の資格を持つ人材の需要が高まっているため、幼保特例制度が作られました。
基本的に幼保特例制度を活用するには、3年かつ4,320時間以上の実務経験と、大学の最低8単位の修得が求められます。
幼保特例制度は、現在のところ2025年3月末までの制度です。

幼保連携型認定こども園とは?

保育士と幼稚園教諭の違いとは?

幼保連携型認定こども園とは、教育と保育を全て同時に行う新しいタイプの保育園・幼稚園です。
「就学前の子どもに幼児教育等を行う機能がある」「地域における子育て支援を行う機能がある」施設は、都道府県から幼保連携型認定こども園の認定を受けることができます。
幼保連携型認定こども園は保育園と幼稚園の両方の良さを持った施設として、今後広がっていくと想定されるでしょう。

認定こども園で働くためには「保育教諭」の資格が必要となり、これは保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方の資格が求められます。
そのため認定こども園で働くには、保育士資格と幼稚園教諭免許状の資格取得を目標とする必要があるでしょう。
幼保特例制度などを利用して、スムーズに資格取得するための流れを確認しておくことがおすすめです。

まとめ

保育士と幼稚園教諭には、仕事内容や必要資格などさまざまな違いがあります。
一方で、それぞれのスキルがもう片方の学習に役立つことも多いので、両方の資格取得を目指すことも考えられます。
この機会に保育士と幼稚園教諭の違いを把握した上で、各資格の取得を計画してみてはいかがでしょうか。