保育士になるには、子どものお世話をする能力や保護者をサポートするスキルを身につけるだけでなく、国家資格の「保育士資格」を取得する必要があります。
保育士資格を取得することが保育士になるための絶対条件となるため、まずは資格の取得方法を確認する必要があるでしょう。
保育士資格の取得方法は、大きく以下の2つに分かれます。
①学歴に合わせて実務経験や単位を取得し、保育士資格の試験を受験する
②厚生労働省が指定する「保育士の養成施設」を卒業する
中学、高校、保育系以外の大学を卒業している場合でも、保育士資格を受験することはできます。
しかし、受験のためには多くの条件があり、状況によっては試験が受けられない可能性もあるのです。
さらに保育士資格の試験は合格率が約20%という高い難易度で知られているため、専門的な教育を受けていない状態での受験は難しいと考えられます。
そのため保育士になるのであれば、専門の保育士学校に通うことがオススメとなっているのです。
保育士学校に通うことには、いくつかオススメの理由があります。
なぜ学校に通うことが保育士になるためにオススメとなるのかを、改めて確認してみましょう。
保育士学校では専門性の高い授業や実習などを数多く受けられるので、保育士として必要な能力を効率良く育んでいくことが可能です。
保育士の仕事に必要とされる専門知識を的確に身につけられる点は、保育士学校に通うメリットになるでしょう。
保育士学校のなかでも、特に専門学校では保育士に関する授業を集中して受けられるので、より効率良く専門知識を学んでいけます。
卒業までの期間も2〜3年と短いため、短期間で保育士になる夢を叶えることができるでしょう。
保育士学校に通うことは、卒業後の就職が有利になるという点でもオススメです。
保育士学校で学んだという実績は、優秀な保育士を求める企業にとって重要な評価ポイントになります。
そのため保育士として即戦力を求める企業に、スムーズな就職ができるケースが増えるのです。
さらに保育士学校では、保育士になるための専門の就職サポートを実施しています。
就職の準備や心配事の相談などもできるので、安心して保育士を目指せる環境がある点も保育士学校の魅力です。
厚生労働省が指定する「保育士の養成施設」の場合、必要課程をクリアすることで卒業と同時に保育士資格を取得できます。
試験を受けずに保育士資格を得られるので、すぐに保育士として働きはじめることができるのです。
資格試験に不安がある方でも、保育士の養成施設を卒業できれば、保育士になることができます。
これから進路を決める場合には、保育士の養成施設に指定されている学校を選ぶのがオススメです。
保育士学校に通う前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
以下を参考に、保育士学校の選び方をチェックしておきましょう。
保育士学校に通うには、学費などさまざまなコストが必要とされます。
事前にどの程度のコストが必要になるのかを確認し、計画的に納入できるように備えることもポイントです。
一般的に大学は4年間通い続ける必要があるため、短大や専門学校よりも学費が高くなります。
学費の支払いに不安を感じる場合には、奨学金や学費免除制度などを使って、負担をカバーすることを考えましょう。
保育士になる際には、保育士学校に通うという選択が結果的に近道となることが多いです。
これから保育士になるための進路を決めるときには、保育士学校への進学をぜひ本格的に考えてみてください。